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アルコールの問題と言えば「アルコール依存症」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。わが国のアルコール依存症の推計は約80万人と言われています。しかし、それよりさらに多い「アルコール関連身体疾患」は、その10倍、約800万人いると推計されています。

「アルコール関連身体疾患」とは、依存症とは言わないまでも多量の飲酒によって肝障害を指摘されている人、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病にお酒の影響を指摘されている人などです。これらの多くは、「お酒の害をある程度は認識していながら減らすきっかけをつかめていない」という状況にあります。「アルコール外来」では、このような方々にお酒を減らすきっかけを与え、支援していくことを目的としています。

アルコール外来のよくあるご質問


Q.
アルコール依存症の人、疑われる人は対象になりますか?

A.
原則なりません。依存症かどうかを評価した上で、専門医療機関に紹介させていただきます。

Q.
どのような治療を行うのですか?

A.
「HAPPYプログラム」という肥前精神医療センターで開発された認知行動療法を用いたプログラムをもとに治療を行います。
内容的には、アルコールの健康被害を理解し、自身の飲酒行動を見直し、減らす目標を自ら立て、実践していくというものです。

Q.
お酒をやめる必要はないのですか?

A.
アルコール依存症でない方は、必ずしもやめる必要はありません。

Q.
どれくらい通院が必要ですか?

A.
12週間(5回通院)で終了するプログラムです。初診時に飲酒問題を評価(診断)し、プログラム参加の意思を確認します。

Q.
もし減らせなかったらどうするのですか?

A.
すべての人にすぐに効果が表れるというわけではありません。すぐに減らせない方も、飲酒の影響を学び、自分自身を振り返ることでその後の飲酒行動に変化をもたらすきっかけになります。

Q.
家族だけが相談にきても良いのですか?

A.
実際の治療(プログラム)は本人が受診しなければ行えませんが、本人の受診や対応方法などの相談は行っています。ご家族でお悩みの方や 「お酒を減らしてもっと健康になりたい」と いう方は、是非ご相談ください。